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埼玉県狭山市、宮崎県日向市

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2009年から上昇をつづける有効求人倍率を横目に、公開されるや否や、100名超の応募を集める求人があります。募集主は、名も知られていないような地方の小さな町。仕事内容は、中小企業支援の成功モデルとして国や全国の自治体からも注目を集める「f-Biz(エフビズ)」モデルの中小企業コンサルティング。「強みを見いだし、お金をかけることなく、『知恵』で流れを変える」。その手法に再現性があることから、f-Bizモデルの公設コンサルタントが全国へと広がっているのです。そして今、その募集に上場企業の役員や地方自治体の首長クラスなど、いわゆるエグゼクティブといわれる人たちがこぞって手を挙げています。彼らはなぜ、自らの地位を捨ててまで、そして移住をしてまで地方に飛び込むのか。現在、実際にその仕事に取り組む3名にお話を伺いました。

募集期間:2018年7月5日(木)~2018年8月1日(水)

自己紹介

A-bizチーフアドバイザー 山﨑 浩平
1974年7月、東京生まれ。早稲田大学政治経済学部卒業。大学卒業後、株式会社オリエンタルランドに入社。東京ディズニーランドのお土産菓子の企画開発担当として、1日に2,000万円を売り上げたチョコレートの企画や2001年の東京ディズニーシーオープン時のお土産菓子全体の企画開発をリード。またエンターテインメント性のある新規店舗の企画により売り上げアップに貢献し会社表彰を受ける。その後2006年にギャップジャパン株式会社へ転じ、ディレクターとして商品の発注、在庫管理、販促施策をリード。低迷する業績のなか、利益の確保を達成することでグローバルチームにおける日本の存在感を高めることに貢献。これまで20年以上にわたり商品の企画開発、販促に携わってきたスキルと経験で、熱海発の良い商品、サービスを中心に地域事業者の活性化をしたいとA-bizチーフアドバイザー公募にチャレンジし、224名の応募者のなかから選ばれる。

Iki-Bizセンター長 森 俊介
1984年5月5日生まれ。子供の頃から外で遊ぶよりも家で本を読むのが好きで、中学生の頃に読んだ本に出てきた「田舎に私設図書館をつくったおじいちゃん」に憧れ、いつか自分の図書館をつくることができたら、という夢を持つ。早稲田大学を5年かけて卒業後、株式会社リクルート(現・株式会社リクルートホールディングス)に入社。退職後、留学や日本一周を経て、2014年7月、東京渋谷に「森の図書室」をオープン。その際、クラウドファンディングで当時の支援者数日本一を記録する。その後、格闘技フィットネスジム「FIGHT CLUB 428」など複数の事業を立ち上げる。2017年8月、過去最高の391名の応募者のなかから選ばれIki-Bizセンター長に就任、現在に至る。

OKa-Biz副センター長 髙嶋 舞
株式会社やろまい副社長、愛知県立大学非常勤講師。2002年、第4回にっぽんど真ん中祭り実行委員長(観客動員102万人)。2006年、産業支援第一人者である小出宗昭氏に弟子入りし、起業および産業支援の道に進む。2009年、ちいさな企業の応援団をコンセプトに独立、2014年法人化。2009年度経済産業省地域力連携拠点全国最年少コーディネーター。2011年度より、ぎふ女性経営者懇談会委員。2015年度より、「あいち・ウーマノミクス研究会」委員などの公職を歴任。3児の母。

応募殺到。エグゼクティブが地位を捨てて飛び込む「地域再生」

私たちが「地方」を選んだ理由

――都心でご活躍されていた山﨑さん、森さんがなぜ、この仕事をしようと思われたのですか。

山﨑:20年以上一貫して小売商品の企画開発や発注、在庫管理に携わってきましたが、これからのキャリアを考えたとき、違う業界で働いてみようと思ったんです。そんなときに、たまたま見つけたのがA-bizの募集。説明会を兼ねたワークショップに参加してみたところ、「アイデア1つで商売の流れを変える」という手法にとてもワクワクし応募しました。家族に合格を伝えると驚いていましたね。ただ、すぐに「熱海なら温泉もあるしいいか」と前向きに考えてくれました。

森:僕も出会いは偶然でした。結婚することが決まり、子育てをするには都会はいやだなあと考えていた頃に、友人がFacebookでシェアしていたIki-Bizのセンター長募集を見たんです。ただ、その時点では応募する気はなく、移住先候補として妻と「とりあえず旅行に行ってみよう」という感じでした。ところが、行ってみると意外と東京からのアクセスも良く、ごはんもおいしくて人もやさしい。ほれ込んで移住を決めました。Iki-Bizに応募したのは、壱岐について理解を深めるため。運よく採用していただき、センター長として移住してきました。妻も「新婚生活が離島って、なんてロマンチックなの!」と喜んでくれましたよ。

――髙嶋さんはf-Bizの小出センター長からのご指名でOKa-Bizの立ち上げに参加されたと伺いました。中小企業支援に携わるきっかけがあったのですか。

髙嶋:学生時代に携わったお祭りで、地域活性化に取り組む多くの方たちの熱い思いに触れ、彼らの力になりたいと強く感じたことが私の原点です。ただ地域のことを知れば知るほど、活性化には「ビジネス」がポイントではないかと感じるようになりました。そこで、小出さんに弟子入りをさせていただいたのです。中小企業の多くのチャレンジャーが朝から晩まで小出さんを訪ね、相談し、晴れやかになって帰っていく。その姿を目の当たりにして「これだ!」と思いました。個の力が束になることでマスの活性化につながる手法は、地域活性化に絶対に有効だと思ったのです。

採用基準はf-Bizモデルへの理解と“知恵”を出す瞬発力

――山﨑さんは224名、森さんは391名の応募者のなかから採用されたと伺いました。評価されたと思うポイントがあれば教えてください。

山﨑:書類審査は、f-Bizの小出センター長の書籍を熟読し、推敲を重ねて提出したことが良かったと思います。特に力を入れたのが、実際の相談を想定してつくられた「課題」。書類審査で人数がかなり絞られると思いましたので、印象に残る回答を考え抜いたことが功を奏したと思います。面接で評価されたのはおそらく、受け答えの瞬発力。採用された場合、60分という限られた相談時間のなかで強みを見いだし、知恵を出す必要があるからです。また、着任後には面接官を務めていた方から「一番話しやすい印象で、相談してみたいと思った」とも言っていただけました。

森:僕も「壱岐」という場所、そしてf-Bizをはじめとする各地のBizについて理解を深めたことが評価につながったのだと思います。f-Bizの小出センター長の全著作はもちろん、ネット上にあるBizに関する記事にすべて目を通して臨んだことで、センター長に求められている資質を理解したうえで自分の強みをPRすることができました。

一瞬一瞬が真剣勝負。感謝をダイレクトに感じられるやりがい

――実際、現場で感じられていることを教えてください。

山﨑:地域の活性化に役立てるということをひしひしと感じています。熱海は非常に小さな町でつながりが多いものの、ビジネス的なコラボレーションやコミュニケーションがほとんどありませんでした。そんななか、気軽にビジネスの相談ができる場所としてA-bizが認知され、いろいろな事業の情報が集まってきていますので、A-bizがビジネスのハブになれれば、もっともっと地域を活性化できると信じています。

森:オープン当初からたくさんのご相談をお寄せいただいています。一件一件きちんとフォローするために、件数を意識して抑えているほどです。「もっと自分の頭がよかったら」とふがいなく思うときもありますが、Iki-Bizでは足りない部分はチームで補完することができるのでありがたいですね。仕事のやりがいはものすごくありますよ。一般的に仕事は損得を意識したものになりますが、このモデルは市の予算で運営されるため相談は無料。本当に相手のためだけを考えてできる仕事です。

髙嶋:この仕事は、いろいろな方の生き方や仕事への姿勢などを聞き、共感し、一緒に考え、流れを変える知恵を出します。一瞬一瞬が、真剣勝負。緊張感のある現場ですが、それがまた面白くてたまりません。何よりも皆さんのチャレンジに、私自身が勇気をもらっています。

背負っているのは相談者の人生であり、日本の未来

――応募を検討されている方へメッセージをお願いします。

山﨑:流れを変える知恵出しを行う一方で、地道なアドバイスで相談者に伴走していくことが多いのも事実です。先日も「Instagram」のアカウント開設をお手伝いしました。地味かもしれませんが、一社一社において小さなことを積み重ねるのが、地域をボトムアップで押し上げ、元気にしていくのだと思います。こんなにやりがいのある仕事は他にありません。あなたが仲間になってくれる日を心待ちにしています。

森:今の環境でくすぶっている人にぜひチャレンジしていただきたいです。「上司のアタマがカタくてイヤになる!」「会社の都合で、本当にお客さんのためになる仕事ができない!」ということって、ありますよね。優秀な方が、そんな環境で本当の価値を発揮できていないのだとしたら、すごくもったいない。「お客さんのためだけを考えて仕事をしたい」「自分はもっとできる!」という方にはうってつけの仕事だと思います。

髙嶋:OKa-Bizが始まったとき、私は32歳で子育て真っただ中。中小企業支援の実績があったわけではありません。しかし今、多くの企業の皆さんから支持をいただき、結果を出すこともできています。
私たちの仕事は、中小企業の経営者の固定観念を「その手があったか!」という知恵でぶち壊し、流れを変えることで、うつむいていた顔を上げてもらうことです。皆さんが人生をかけているように、私も人生をかけています。
また、このプロジェクトは地域が再起をかけ、最後の力を振り絞って行うもの。そう、私たちが背負っているのは、相談者の人生であり、その地域の未来であり、そして日本の未来でもあるのです。
「地方創生」や「まちおこし」という言葉に興味があれば、ぜひこのプロジェクトに手を挙げてください。あなたと仲間になれることを、楽しみにしています。

掲載企業(新着順)

  • 狭山商工会議所

    狭山商工会議所

    都心から車で約1時間。f-Bizモデルのなかでも数少ない「都心に近いBiz」が、埼玉県狭山市にオープンします。狭山市は、「日本三大茶」のひとつ「狭山茶」の産地で、「お茶香るまち」が市のキャッチフレーズ。名産の「さといも」が高級料亭で重宝されているほか、1982年より製造品出荷額等で県内随一を誇るなど魅力ある産業が多数あります。
    しかし、東京のベッドタウンとして急増した人口も1994年をピークに減少。市内の事業者も人材不足などの課題を抱えています。そこで「情熱一番」の市長が導入を決めたのが、「狭山市ビジネスサポートセンターSaya-Biz」。市長とともに、“行列のできる相談所”を通じて狭山を活性化してくださる方を募集します。
  • 一般社団法人日向地区中小企業支援機構

    一般社団法人日向地区中小企業支援機構

    「Net surfer becomes Real surfer」という動画をご存じでしょうか。ネットサーファーがリアルなサーファーになるというストーリーで、現在までに90万回以上再生されています。実は、この動画を仕掛けたのが世界有数のサーフスポットとして知られる日向市。今回はそんな日向市に宮崎初のf-Bizモデルとして誕生した「ひむか-Biz」「日向市しごと創生拠点」のプロジェクトマネージャーを募集します。現在、毎月120件超の相談が寄せられ、新規の予約は約1カ月待ちの状態ということもあり、「しごと創生拠点」を開設し、挑戦する創業希望者や中小企業を支援する相談体制を強化します。